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− 本殿屋根の点検から修理までの様子 −
趣 意 書
仲秋の候、皆様にはいよいよ御清祥のことと、お慶び申し上げます。
さて、私どもが日頃崇敬しております氏神さまの湯野神社は、その創立年代は定かではありませんが『出雲国風土記』(七三三年)、『日本三代実録』(八八七年)などの歴史書に所載されているところから、少なくとも千三百年、或いはそれ以上の歴史を有する由緒深い神社であり、地域を守る大変重要な総氏神として私たちの生活に根ざしております。
社殿は古来より都度修復が行われ、前回は今より三十五年前、昭和五十九年に遷宮がなされました。近年、建物の老朽化が進み、御本殿、向拝屋根の葺替え、玉作神社、随神門、手水舎屋根の修繕補修や御本殿の棟上げに供する鎮木等の取替えが必要となって参りました。
これを受けて神社総代会では修復工事を計画。令和二年三月二十二日の祈年祭に仮遷宮祭を執り行い、修復工事の竣工を待って同年十一月十四日の佳日に正遷宮祭を齋行させて頂くことになりました。当日は是非御帰郷になりまして、ご参拝の上、三十数年に一度しかない大祭典にご参列頂きますようお願い申し上げます。
この度の御修復に当たりましては、総予算額を二千五百万円(修繕工事費 千九百万円、遷宮関係費 五百万円、諸経費 百万円)と見積もり、財源としては神社預金より五百万円、一律の氏子奉賛金より八百万円、本願主、役員、並びに氏子・一般の方々の特別寄附金より千二百万円をお願い致しまして、その浄財を以てこのたびの遷宮事業を完遂致したく存じます。
変わりゆく時代の中で次代に残すべき故郷の姿。伝統文化を守ることは容易いことではございませんが、以上の趣意に何卒ご賛同頂きたく存じます。
つきましては、出費多端の折り誠に恐縮でございますが、御崇敬篤き皆様の志により、多少にかかわらずご寄進を賜りたく存じます。重ねてよろしくお願い申し上げます。
令和元年十月吉日
湯野神社宮司 石原 肇
湯野神社遷宮委員長 千原眞人
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