主祭神

大己貴命おおなむちのみこと

少彦名命すくなひこなのみこと

邇邇藝命ににぎのみこと

事代主命ことしろぬしのみこと

三保津比賣命みほつひめのみこと

合祀神(元村社)

(1) 上分自治会 春田大明神
  春田神社:大年神おおとしのかみ御年神みとしのかみ若年神わかとしのかみ

(2) 西湯野自治会 星権現
  星神社:香々背男命かがせおのみこと素戔嗚尊すさのおのみこと
  御崎神社:大日霊貴命おおひるめむちのみこと

(3) 久比須自治会 三躰妙見社
  國常立命くにとこたちのみこと國狭槌命くにさつちのみこと豊斟渟命とよくみぬのみこと

(4) 梅木原自治会 鹿島大明神
  武甕槌命たけみかずちのみこと

境内神社

玉作神社:櫛明玉命くしあかりだまのみこと大己貴命おおなむちのみこと少彦名命すくなひこなみのみこと

玉作神社 2020/10/21撮影

 このやしろは出雲国風土記に「玉作社」として所載されています。玉作りを職とした人たちの奉祀神であったと思われます。中世には玉峰山山頂よりやや下った「原谷」という場所にありましたが、明治42年に湯野神社の境内神社となり櫛明玉命を祀っています。
 昭和54年に玉峰山周辺一帯で行われた現地調査によれば、玉峰山の西麓から水晶が、南麓から青メノウ(碧玉)の産出地が確認できたとのことです。

参考文献『出雲国風土記のミサカとミソギ--古代出雲服属伝承の検討』寺村光晴 著

神社名の由来

 当地は古来より効験あらたかなる薬湯が湧きいでる場所であり、玉峰山を源流とする亀嵩川は湯野小川として国造のミソギの場所でもありました。
 『出雲国風土記』には「湯野社ゆのやしろ」として所載され、『三代実録』にある「温沼神ゆぬのかみ」は湯野社の神と言われています。湯野神社は亀嵩温泉の医薬の守護神として創建された神社です。
 神社合祀の折、明治42年に湯野神社となりました。

参考文献『出雲国風土記のミサカとミソギ--古代出雲服属伝承の検討』寺村光晴 著

   湯野神社の向いには、温泉施設、玉峰山荘があります。

神紋

二重亀甲に剣花菱

 

主なる本殿

 本殿 大社造
  間口 2.51m、奥行き 2.4m

 通殿 切妻造
  間口 2.73m、奥行き 2.73m

 拝殿 縋破風造
  間口 11.9m、奥行き 4.94m
(祭器庫含む。昭和28年改築)

 随神社 入母屋造
  間口 4.89m、奥行き 1.4m
 ( 昭和60年11月、屋根遷宮)

斎籠殿 妻造
  間口 9.48m、奥行き 4.94m
 (平成15年4月改築竣工)

御輿殿 切妻造
  間口 2.48m、奥行き 3.65m

 神饌所(拝殿奥)
  拝殿に同じ